突撃 社員インタビュー!④ 【建築事業部  小久保 光昭】

about2017.04.22

「間取りのリブラン」と言われる所以はこの人!

企画一筋30年、数々のヒット商品を生み出した小久保さんにインタビューしました。

「中住戸で4LDKという発明!」

仕事で大切にしていることを教えてください!

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1.売れる商品を作ること 2.お客様に喜んでもらえる仕事をすること 3.収益を上げる事業にすること。この3つを30年近く企画設計業務をやるうえで大事にしてきました。どんな仕事にも言えることですよね、まずは売れる商品を作らないとビジネスではない、そのためには予算管理や工程管理そして現場もよく見ます。売れる商品とは、他社には類のない価値の高い商品、新しいプランを作り上げることだと考えています。

20年ほど前に発売したヒット商品があります。当時、マンションの中住戸では3LDKが主流でした。そこで4LDKを作れたらと考え知恵を絞り、ライトコート(吹き抜け)を組み合わせることで作り上げたことがあります。この商品は九州でも発売されたんですよ(笑)

アイデアはいつも考え、ひらめきと蓄積してきたノウハウ、情報を組み合わせることでそのヒントが生まれてくるものです。そして間取りは、そこにお住まいになる家族のために、風通しはもちろん、収納であったり、家具の配置、使いやすさなど配慮して考えています。

外構植栽にもこだわりますよ。植栽でうるおいをつくりだすことも大切にしています。四季の移り変わりを通して様々な表情を見せてくれて、花木の美しさと植物のはかなさ、強さみたいなものを外構植栽で楽しんでもらえたら嬉しいですね。

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アーベイン朝霞根岸台セゾンヒルズ(1998年9月竣工) ゾーニングスケッチ

 

 

 

「住宅産業は人間産業である」

この仕事の面白いところはどんなところですか?

用地開発部が苦労して仕入れた土地を、知恵を絞って工夫して、隅々まで有効に利用できるよう企画することに面白さを感じます。魚料理に例えたら、刺身からはじまり、最後に骨をから揚げや出汁に利用して余すことなく使う。そんな感じです。

そして全体計画と他にない商品(特に間取り)を作り上げたと実感できたときは何とも言えないものがありますね。

こんな事例があります。約27年前に敷地が水路を挟んで道路に点で接している土地にマンション建設の企画をしたことがあります。隣は農家さんで牛が飼われていて、焼却炉もあって煙がモクモクと敷地に入ってくるし、湧水が吹き出すような土地でした。それでも知恵を絞って企画して完売しましたよ。今でも良くやったなと思います。

以前に担当した物件を中心に「リブラン歴史見学会」と称し社員研修を兼ねて物件見学をおこないました。企業目的である「住宅産業は人間産業である」という視点にたった住まいとこころ、光・風・水・緑など、自然との関わりを大切にした住まいづくりは昔からなされてきた、そのことを継承してもらえたらと企画しました。

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エコヴィレッジ志木鐘の音通り(2015年9月竣工)外構植栽
 
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エコヴィレッジ志木鐘の音通り エントランス

 

外観エントランス側
エコヴィレッジ志木鐘の音通り 外観

「現場を可愛がって欲しい」

次世代に伝えたいことを教えてください

 

現場を可愛がること。現場をよく見て欲しい。問題を解決するには必ず現場にヒントがあると思っています。担当した物件は手間と愛情をかけます。石拾い、草むしりなんでもやりますよ。そんなことは業者に任せればいいと言う人もいるけれど、それでは得られないものがあるのです。愛情を持って接すると必ず結果がついてきます。

そして、仕事を面白くするには自分の得意分野を作ること。自己満足より顧客満足を優先して、たくさん学んで、考え、幅を広げ、成長しながら仕事の醍醐味を見つけて欲しいですね!

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植栽の水やりをする小久保さん、現場にたくさんの愛情をそそぎます
 
 
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