| ■知恵を組み合わせ、素材を選ぶことが大切です。
■夏場の熱は開口部から71%が侵入。また冬場は開口部から48%の熱が放出されていくそうです。確かに冬場だと窓付近にいると冷たい感じがしますよね。
■以前の自宅では帰宅すると、夏場は暑く(不在時の室温は40℃を超えることも)冬場は底冷えし、コートを脱げないということが日常でした。
■また床はマンションでよく使われるフローリング(注:合板に木目調のビニールシートを貼り付けたもの)でしたが、冬場になると冷たく、夏場は裸足で歩くとベタベタした感じがしました。生活の仕方によって異常に乾燥したり、湿気が多かったりするのは吸湿性のない素材だからだと思います。
■「板」という漢字は“木が反る”と書くわけですが、無垢の板を使用した床の場合、冬場は反ったり、縮んだり、管理するのに多少手がかかるということなどから、お引渡し後にクレームになることが多いです。それに対して、フローリングは価格も安定していることから、無垢の板を使うよりもお手軽なフローリングを多用されていったのだと思います。(本物の良さを満喫するためには多少の反りや割れは仕方ないと思います)
■クレームを作らないという観点から時代はフローリングを選択したのだと思いますが、吸湿効果のない素材であり、調湿効果が期待できないという問題は解決していないようです。
■生活というのは多少手がかかるものだと思います。例えばエコミックスで云えば夏場は緑のカーテンを作り、日射遮蔽をし、室内に熱の侵入を防ぎます。
■ちなみに私の自宅の窓の仕様は、庇を付け、ペアガラスを採用し、断熱カーテンを取付け(…この辺は設備的なことですが)、緑のカーテンを作ることで夏の日差しから家を守っていきます。その結果、熱かった去年の夏場でもエアコンは年間5時間程度で済んでしまいました。
■また床は四国で製材された栂(ツガ)の15mmを使用していますが、冬は多少縮んだりするようですが、湿度を50%前後くらいで安定させるようで、あまり風邪をひかなくなったような気がします。
■と、まあ機能優先で語ってきましたが、珪藻土壁は光りを吸収し、多少凹凸のある漆喰塗り壁は明かりを微妙に反射させたり、床は使えば使うほど色がしっとりと落ち着いていく、夏場は緑のカーテンの木漏れ日を部屋の中で感じながら、こうした手のかかる素材も良いものだなと感じながら暮らしております。
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