大胆な間取りで、北欧流「ヒュッゲ」を手に入れる

楽ではないけれど、楽しい暮らし“てまひま暮らし”を実践している人を訪ねる企画「てまひま暮らし人」。第11回は、編集部がリノベーション事業部の内田と宣伝部の髙桑とともに、東京練馬区にあるお宅を訪ねました。

「人をもてなすのが好き」と言う香川ご夫妻。築43年の分譲マンションを購入してリノベーションした香川さんのお宅は、67㎡でありながら開放感抜群。リビングの中央には10人ほどが囲める横長のテーブルが置かれていて、家族や友人が団欒する空間になっています。あえて部屋数を省くことで手に入れた、居心地の良い暮らしとは?

面積より「どう暮らしたいか」

香川ご夫妻。設計を担当した内田(左)と宣伝部の髙桑(右)が話を伺う。

髙桑引っ越されてちょうど半年ですね。暮らしはいかがですか?

智彦さん快適です。北東角部屋だから光は入るし、風通しも良い。無垢材の床もやっぱり気持ち良いですね。

内田それは良かった。以前も同じ練馬にお住まいだったそうで。

智彦さんこのすぐ近くの賃貸に住んでいました。家探しは2〜3年前から始めていて、当時はハウスメーカーとかブランドマンションとか、資産価値とか、値落ちしないかとか、そういう視点で探していたんです。でも、結局タイミングが合わなくて買い逃しているうちに面倒になって(笑)。リノベーションを検討し始めたのはそれからですね。

裕美さんてまひま不動産の店舗が練馬にあることはオープンした当初から知っていて、「雰囲気が良さそうだな」と気になっていたんです。それで相談に行ったら、うちの子が営業の笹川さんにすごく懐いちゃって(笑)。子連れでも気兼ねなく話に集中できる環境だったのは嬉しかったですね。

編集部それでこの物件と出会ったんですね。

智彦さん実は、この物件は以前から妻が「外観のレトロな感じが好き」と言っていた物件だったんです。ただ、70㎡以上を希望していたのに67㎡しか無くて。同じタイミングで光が丘に70㎡の物件を見つけたんですけど、子どもの保育園は変えたくない。通園時間を15分延ばしてその広さを取るのか、ここにするのかは随分迷いましたね。それで笹川さんに相談したら、「3㎡の差って、実質どれくらい違うんでしょうね」と言われて、「確かにそうだな」と思ったんです。この物件は、駅から近くて値段も安い。何より住み慣れたまちにある。そう思ってみると踏ん切りが付きました。

裕美さんそれに、家づくりのコンセプトにも繋がっているんですけど、ふたりとも家で人をもてなすのが好きなんです。光が丘でより広く子育てをすることに魅力を感じながらも、やっぱり練馬のアクセスの良さは譲れなかった。

マイナス要素はあえて見せてプラスに

編集部それにしても、この広々とした空間。67㎡とは思えないですね。

智彦さん設計を担当してくれた内田さんには「とにかく空間を面として使いたい」と伝えました。ただ、ちょっとした制約があって。

編集部制約?

内田部屋の中心にある耐力壁と、そこに交差する大きな梁は構造上外せなかったんです。ただ、この梁を見た時、僕は「古民家と大黒柱の関係に似ているな」と思って。古民家って、壁で仕切られてはいないけど「囲炉裏はみんなが集まってご飯を食べる場所」という機能がありますよね。この家も、梁と壁を緩やかな境界線として捉えて、空間がひとつに繋がるようなデザインにするのはどうかなと。

智彦さん部屋をつくると「ここはこの場面用」と用途を決めてしまいがちですが、空間がひとつならそこにいる人によって役割は変わる。最初は壁をマイナスと捉えていたけど、見るアングルによって景色が違って見えるのは面白いと思えたんです。

両面採光で明るいリビング。部屋の中心にあるローデスクは結婚当初にダイニングテーブルとして購入したもの。脚を短くして使い続けている。

小上がりは子どもの遊び場であり、家族の寝室。将来子ども部屋として使えるように、手前には間仕切り用の引き戸を設置済み。

内田あとは、「ヒュッゲ」がキーワードでしたね。

編集部「ヒュッゲ」って……食べ物?

内田食べ物ではなく(笑)、デンマーク語で「心地良い時間や空間」を表す言葉です。向こうは冬が長く寒いので、家族や親しい友人とほっとくつろげる空間を持って日々の暮らしを楽しむことを大切にしているとか。まさにリブランが提案する「てまひまかけた暮らし」に通じる考え方ですよね。

智彦さんやっぱり、家って自分の家族や大切な友人と楽しく過ごすための空間だと思うんです。空間を面で使いたかった理由にも通じるのですが、家族がどこにいてもお互いの存在感をさりげなく感じられたら良いなと。正直、勉強机も無くて良い。だから、内田さんからこのテーブルのアイデアを出してもらった時は、まさに描いていた形だなと思いました。

内田が描いたスケッチ。「打ち合わせ中に内田さんが描いてくれるスケッチが毎回楽しみでした」と裕美さん。

内田これが空間に入る最大の大きさなんですよね。素材は床のカバと相性の良いタモを使いました。

編集部どーんと大きくて仕事もしやすそうなテーブルですね。リビングで仕事をすることもあるんですか?

智彦さんそうですね。僕が仕事をしている隣で子どもたちがご飯を食べたり、その奥で妻が洗濯物を畳んだり。ここで過ごすことが多いかも。

内田まさにそういう光景を描いていたので、とても嬉しいです。

智彦さんちなみに、見て下さい、ここ。僕が思いつきでお願いしたのですが、テーブルの下にコンセントが付いているんです。遠くからコードを引っ張ると、足に引っ掛かることがあるので。

編集部あー、良く分かります。

智彦さんでしょ? これはカフェの電源付きのカウンターを参考にしたんです。

ダイニングの吊り棚は造作。LEDのエジソンランプが空間を優しく照らす。後ろの壁は一面を黒板塗装にした。

水回りの壁は天井までつくらず、上部にガラスをはめることで抜け感を演出。洗面台の壁色はふたりが好きな黄色を選択した。

裕美さんあと、この吊り棚も造作して正解。目線が下がって、天井の梁の圧迫感が気にならなくなった。何よりおしゃれだよね。

智彦さんうん。片方の天井だけ木の板が貼ってあるのも、空間にアクセントが生まれて良かった。間接照明もちょっとホテルみたいだよね(笑)。

木の板は屋根部分の断熱の役割も持つ。デザインだけでは無く、機能性も重視。

裕美さんあと、小上がりはちょっとした秘密があるんです。見てみてください。

畳の下の収納スペースは見た目もスッキリ。珪藻土の壁には子どもたちと塗った思い出の跡も。

編集部すごい! 収納スペースになっているなんて。

智彦さん高さがあるので、布団やキャンプ道具、シーズン外の服も全部すっぽり入るんです。

裕美さんデザインもそうですが、収納には随分こだわりましたね。ちょっとした隙間を見つけては、「ここ何か出来そうですね!」と内田さんに伝えて。

編集部これは真似したいアイデアですね。

仕事と暮らしをもっと近くに

光が射し込む明るいキッチン。裕美さんの念願だったパントリーには、器とともに味噌や梅干しなどの保存食が並ぶ。

編集部キッチン周りも充実していますね。

智彦さん例えば、肉の色味が綺麗に見えるように、「キッチンの照明だけは明るくしてほしい」とリクエストしました。

編集部へぇ。おふたりとも料理がお好きなんですか?

裕美さん好きですね。私が平日のご飯担当で、週末のもてなし料理は主人担当です。

智彦さん僕は昔から料理好きで、魚一匹丸ごとあったらうきうきしちゃうタイプ。毎年、牧草だけを食べて育ったグラスフェッドビーフを大量に仕入れて「肉とクラフトビールの宴」を自宅で開催したりもしていて。前回は20人くらい集まってぎゅうぎゅうだった(笑)。

友人家族を招いてみんなで食卓を囲むことも。(写真提供:Toshi by OSOTO)。

内田そのお話を伺っていたので、出来るだけ大勢が集まっても居心地が良くなるように意識しました。それに、香川さんはアウトドアもお好きですよね。

智彦さん家族とキャンプや焚き火に出掛けることが多いですね。実は昨年、ついに仲間と子ども向けの教育プログラムを提案する会社を立ち上げたんです。コンセプトは「自然の中での原体験を通じ、自分のストーリーを生きる主人公(ヒーロー)を育てよう」。人間の五感と自然物を構成する5つの要素(木、火、土、金、水)を掛け合わせて、最後にSTEM教育(科学・技術・工学・数学)と融合させる。例えば、「見る×木×数学」で葉脈の出来方を計算するとか、「土×見る・触る×科学」で化石掘りに行くとか。それを自然の中での1年間のプログラムを通じて全力で遊びながら学ぶ「塾」のようなイメージ。もともと僕は経営コンサルタントやっていたんですけど、プロのカメラマンとしても活動していて。自分がわくわくすることは全部やってしまうんです。

裕美さん私も会社員をしながら、発酵食品を広めるワークショップを親子向けに開催しています。子どもたちには味噌づくりをしながら自分の手でつくる美味しさを知ってもらったり、お母さんにはスーパーでの食材や調味料の選び方などを伝えたり。ようやく広い空間が出来たので、引き続きこの家でも続けたいと思っています。

編集部居心地の良い空間が、ご自身の活動をさらに広げそうですね。

裕美さんそうですね。こんなに素敵な空間になると思わなかった。引っ越したら嫌いだったはずの片付けが楽しくなって、箒まで買っちゃいました(笑)。

智彦さんもうすぐ3人目も生まれるし、これからの暮らしが楽しみだね。

二重窓だから電車の騒音も気にならない。夏はここから遊園地「としまえん」の花火が見えるという贅沢。

「家のなかにあるもの全てにストーリーがある」と話す香川ご夫婦。穏やかで居心地の良い空間は、住み手のこだわりから生まれるもの。この家も訪れる人を通して表情を変えながら、もっと味わい深い場所になっていくはずです。

企画:てまひま不動産 株式会社リブラン
⽂:原⼭幸恵(tarakusa)
写真:⼩賀康⼦(提供写真以外すべて)

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