みなさま、こんにちは。
今春より、住宅事業部(てまひま不動産・西荻窪店)に勤務しているニューフェイス、阿部瑞樹さんに(みなさまにこのブログでご紹介させていただく前提で)インタビューしました。
福島県会津若松市の出身で、学生時代は陸上選手としても大活躍。福島と聞くと、私は東日本大震災を想うのですが、幼かったころの記憶なども含め、お話を聞いてみました。

こちらは、後編となります。
お付き合いの程、どうぞよろしくお願いいたします。

前編はこちらです↓
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(総務部 太田)

東日本大震災のこと

太田:福島県会津若松市のご出身とお聞きして、私は東日本大震災発生時のことをお話いただければと思いました。よろしいでしょうか。
阿部:はい、大丈夫です。
太田:2011年3月11日。小学生だったでしょうか。
阿部:はい、そうです。小学校5年生でした。
太田:そうですか。その頃のことを、覚えていますか。
阿部:はい、とても怖い思いをしたので、覚えています。
太田:もしよかったら、お聞かせください。
阿部:私は、5年生で、その時、小学校にいました。ちょうど帰りの会をやっていて下校の準備をしていました。
太田:学校にいたんですね。そうですよね、14時46分、そういう時間でした。
阿部:はい、そうですね。よろけるくらいの大きな揺れが来たので、机につかまっていました。ガタガタ、ガタガタ、すごく揺れて、教室の天井に吊られている照明器具同士がぶつかって、蛍光灯が割れて落ちてきました。教室で飼育していたメダカの水槽の水が飛び散ったり、本棚からは本も飛び出してきました。
太田:怖かったですね。
阿部:しばらくして揺れがおさまって、教室内は物が散乱して危ないので、とりあえず避難訓練と同じように、上履きのまま外に避難しました。外は寒くて、体操着の子もいたのですが、みんな震えていました。
太田:まだ寒かったですね。
阿部:校庭には、雪解け水がたまっていて、その中に足が浸かってしまい、特に寒い状況でした。長靴ではなく、いわゆる小学生が履いている上履きのまま逃げたので、びしょびしょでした。先生が着ていた服をかぶせてもらっている子もいました。とにかく、親が迎えに来るのを待つしかない状況でしたね。
太田:雪解け水ですか。冷たくて凍えてしまいますね。
阿部:小学校の周りには水田も多い地域で、液状化現象が起きて、道路に1mくらいの段差ができてしまったり、地割れが起きたりして、車で迎えに来れないところもありました。
太田:そうですか。会津若松市もかなりの被災だったのですね。
阿部:そうなんです。津波のことを考えると、そういった悲しい状況ではなかったため、報道は少なく、あまり知られていないですよね。
太田:たしかに沿岸部に比べたら、皆無と言っていいほどの報道だったのではないでしょうか。きっと、当時はそれでも注意深く見ていれば報道はあったのだと思いますが、正直、私も記憶にありません。申し訳ないです。
阿部:いえいえ、そうなんです。あまり知られていないと思います。
太田:家には無事に帰れたのですね。
阿部:はい、私の家は、小学校に近かったので、早く帰ることができました。ただ、家の中は、下駄箱や食器棚などが倒れ、食器は割れてしまいました。足の踏み場がない状況でした。
太田:その夜は、避難所に避難されたのですか。
阿部:避難所が私の通っていた小学校だったんです。液状化現象で団地も傾いていました。私の家は傾いてしまったので、地盤の固いところにある友人の家に避難しました。余震が怖くて怖くて、市内に警報が鳴るたびに、外に飛び出していました。
太田:・・・。福島は内陸部も大変だったのですね。無事で良かったです。
阿部:そうですね、本当に怖かった思い出です。

太田:コロナの前、4~5年前でしたか、会津若松市に妻と旅行に行きました。岩手の中尊寺から仙台を抜けて、会津へのドライブで、会津は会津藩校日新館や会津さざえ堂など、歴史探訪ですね。なので、その時には、まったくそのような視点で見て来なかったです。やはり原発、浜通りの方は気になり、帰還困難区域で脇道には入れない信号機が黄色点滅のままの国道を通って帰ってきましたが、たまたまものすごい濃霧で、ちょっと異様な感じだったのを覚えています。まだ帰還できない町だったので、会津とは全く違う雰囲気ですよね。
阿部:そうですね。私たちも怖かったですが、津波がなかったので、やはりそこは大きく違いますね。
太田:知られていないと言うのは、問題を感じました。
阿部:戦争体験はもちろん、阪神神戸の震災についても経験はありませんが、リアルに体験した人が、感じたことやその事実を語り継ぐことは、とても大切なことなんだと思います。
太田:その通りですね。貴重なお話をありがとうございました。
阿部:いえいえ、こちらこそ、ありがとうごいざいます。

仕事のやりがい

太田:さて、就職活動をしている方や学生の方が、リブランってどんな会社だろうと思った時に、このブログを読んでくださることがあるようです。最後に、いくつか、質問させてください。
阿部:はい、お願いします。

太田:仕事のやりがいについて、お願いします。
阿部:成長を実感できることです。学び・挑戦の場を多くいただけるので、できるようになったこと、勉強しなくてはいけないところが明確になります。この 2 点が明確になると自分に何が必要か分かるので成長に繋がり、できることが増えて楽しみながら仕事ができるようになります。

学生の頃

面白いと感じるところ

太田:面白いと感じるところについて、お願いします。
阿部:一人一人個性が見えることです。先輩方のお客様の打ち合わせなどに参加させていただくことが多いのですが、一人一人好みや雰囲気、考え方、価値観があり、事情がそれぞれ違います。それに対して、このお客様はどうしたら満足してもらえるか、喜んでいただけるかを試行錯誤するのがやりがいも感じますし、面白いです。

学生の頃

大切に思うこと

太田:大切に思うことについて、お願いします。
阿部:雰囲気づくりです。お問合せいただいてからお引渡しまで、打合せなど、お話する機会がたくさんあると思います。その中で関係を構築していき、少しずつ距離を縮めていくと思いますが、距離を縮めたところで自分の本音を話せるかと言われると、そうではないと思います。
いいですねとか、素敵ですなど、ポジティブな意見は言いやすいですが、気に入らないとか、よくないなど、ネガティブな意見はなかなか言いづらい部分もあると思います。ですので、ポジティブもネガティブどちらも言いやすい雰囲気を作ることは、すごく大切だと思っています。

ただ一方的に、なんでも言ってくださいだけでは、言いやすい雰囲気とは言えません。ですので、私はまず自己開示をします。ただ単にあなたはどういう人間ですか?と質問されるよりは、私はこういう人間ですが、あなたはどういう人間ですか?と質問された方が答えやすいと思いませんか?

家というものは人にとって居場所であり、体も心も休めるかけがえのない場所だと思っています。そんな大切なものを一緒に作り上げていけることに感謝し、誠意をもって全力でサポートさせていただきます。

最後に

太田:しっかりと宣言していただきました。ありがとうございました。そうですね、たしかに、自己開示は大切なことと思います。一方通行では、なかなか心を開くことはできませんよね。そういった意味では、今回、会社でのこと、仕事のこと以外にも、学生の頃のお話や、震災のことなど、阿部さんのことをいろいろと教えていただいたので、私も安心してお話させていただくことができました。今度は、また、今日お話しできなかったスポーツ能力測定会のことや、緑のカーテン応援団のボランティア活動など、私が関わっていることについても、お話させていただければと思います。
阿部:よろしくお願いします。ありがとうございました。


太田:そうそう、最後に。てまひま不動産の西荻窪店でも、緑のカーテンをやっていますよね。
阿部:はい、ゴーヤー、きゅうり、パッションフルーツなどを育てています。
太田:阿部さんが緑のカーテン係をやっているんですね。
阿部:はい、そうなんです、笑。
太田:楽しみにしていますので、がんばってください!
阿部:葉っぱが黄色くなってしまったり、実がならなかったらどうしようとか、ちょっと心配なこともありますが、とりあえず元気に育ってくれています。がんばります!
太田:緑のカーテンで涼しい夏を。ぜひ、お客様と、緑のカーテン談義に花を咲かせてください。
阿部:はい!わかりました!

西荻窪店の緑のカーテン

みなさま、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
エコヴィレッジ(自然の力を住まいに取り入れて暮らすことをコンセプトにしたマンション)にお住いの小学校の先生ご夫婦が、バルコニーで取り組んだ緑のカーテンを小学校の環境教育に取り入れたことがきっかけとなり、全国の学校へ広がっていきました。その授業をお手伝いしたことがきっかけとなって設立したNPO法人緑のカーテン応援団も17年目を迎えています。
小学生のころに緑のカーテンを学校で体験した世代が、社会人になっています。その子たちも親になり、そのまた子どもたちにも緑のカーテンが伝えられていくことは、とても嬉しく思います。

新入社員のインタビューでしたが、前・後編、拙い内容、文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。
前編はこちらです↓
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コロナ感染症や熱中症など、お身体ご自愛ください。
末筆ながら、みなさまのご健康をお祈りしております。
(総務部 太田)