ミュージションの謎に迫ろう!

こんにちは、建築技術部の高野と申します。今回はミュージションの謎について、ちょっとだけお話させて頂きます。

 

一般的なマンションは、素材やデザインなどの目に見える部分が価値とされていますが、ミュージションでは遮音性能という目には見えない部分を価値としております。そのため一般的なマンションは、工事中に目で見て確認することができるので、万が一間違いがあった場合でも簡単に直すことができます。しかしミュージションでは建物がすべて完成したあとに、さまざまな周波数帯の音をスピーカーで発生させて行う遮音測定によってしか確認ができないので、万が一性能が確保されていない場合は、目に見えない間違いを探さなくてはならないため、簡単に直すことができません。

音は、まさかここからというような箇所から伝わってきます。遮音測定時には、設備の配管から伝わってくる音でさえも見逃さずにチェックを行います。

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ミュージションの謎 その1 「空気層やボードの厚さが大切」!

ただ単純にコンクリートの厚さを厚くするだけでは、音を遮ることは難しいものです。ミュージションでは、空気層やボードの厚さなどの細かい部分にも配慮をすることで、高い遮音性能を確保することが出来ています。音は空気が振動し波が起こることで伝わります。音の種類によって音の波の形が異なり、部材によっても音にあった特性が異なります。そのため、共振現象と言われる現象が起こると、思いもよらない形で音が伝わってしまう場合があります。そういったことへの対策として、空気層やボードの厚さは非常に重要な役割を担っています。

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ミュージションの謎 その2 「空気の流れが大切」!

音は空気があることによって伝わります。そのため空気の流れが重要となってきます。一般的なマンションでは、換気の時空気が流れるために扉の下に隙間(アンダーカット)を設けています。しかし、それでは音が漏れてしまうので、ミュージションには、アンダーカットがありません。とは言っても換気は必要なので、アンダーカットに変わるものを設けています。天井裏のスペースを利用して、空気が流れるための配管を設置し、万が一配管に振動が伝わっても、他へ振動が伝わらないような配慮もしています。高野さんへ

 

ミュージションの謎 その3 「イメージが良くない表現が多い」!

ミュージションの施工において重要な点は、普段の生活ではあまりイメージの良くない言葉で表現されることが多くあります。例として、「縁を切る」・「閉塞する」・「密閉する」などがあります。
コンクリートは、上下左右の部屋と共有しているので、振動が伝わりやすいです。そのためコンクリートと室内を「縁を切ります」。配線や配管を通すために穴が必要となります。穴なので音が伝わりやすくなるので、貫通部を「閉塞します」。音は開口部から漏れることが多いです。そのため、防音扉や2重サッシを設置することにより「密閉します」。あまりイメージの良くない言葉ですが、ミュージションを造るうえで必要不可欠です。

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