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健康を脅かす「不快な寒さ」を取り除くには!?

お知らせ (更新: )

★ココロ豊かな毎日をvol.8

冬場は寒いのが当たり前ですが、暖房器具が普及した現在では、家の中で起こる寒暖の差によって、体にさまざまな影響が出てしまうことがあります。今回は、健康を脅かす「不快な寒さとその対策方法」についてお話ししましょう。

■足元に流れる冷たい空気はすきま風!?

暖房をガンガンに効かせていても、どこかから流れてくる足元の冷たい風。その原因はすきま風だけではないかもしれません。

●窓ガラスの断熱性が低いと起こりやすい寒さ

すべての窓やドアを閉めてあっても、足元に冷たい風が流れてくる場合、「コールドドラフト」が原因である可能性があります。コールドドラフトとは、外気によって冷えた窓ガラスに触れることで冷やされた空気が、床を伝って室内全体に広がっていく現象。足元はなかなか暖まらず冷え冷えしているのに顔はのぼせやすく、快適な環境とは言えません。

●慢性的な冷え性の原因にも

体を冷やすと、筋肉や血管が収縮し、温かい血液が末端に回らなくなることで、手足が冷たくなります。冷えは万病のもとともいわれ、肩こりや疲れやすさ、肌荒れや不眠など、体にさまざまな不調を引き起こします。

■断熱性が低い家に潜む危険

暖房の効いた部屋から廊下などに出ると、気温が一気に下がるということはありませんか。断熱性の低い家では、室内でも暖房の効いていない場所では外気に近い温度となり、その温度差は体に大きな影響を及ぼします。

●特に高齢者は気を付けたい「ヒートショック」

ヒートショックとは、暖かい部屋から冷え切った場所に入ることで、急激な温度変化に対する体のショック状態を指します。温度変化による血圧の急上昇は、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こし、特に肌を露出する浴室やトイレなどが危険とされています。

東京都健康長寿医療センターの調査によると、20111年間でヒートショックに関連した原因の入浴中の死亡者数はなんと推計約17,000人! 家族に高齢者がいるご家庭は特に注意が必要です。

●部屋全体が寒い部屋では、機能が低下することも!

ヒートショック以外にも、室内の温度差には体に影響を及ぼす調査結果が出ています。前出の東京都健康長寿医療センターが、築20年以上の戸建て住宅に住む高齢者に対して断熱性をあげるリノベーションを行ったグループと、何もしなかったグループとで比較追跡調査を行いました。その結果、断熱リノベーションを行ったグループでは、睡眠の質やアレルギーに改善傾向がみられました。このほか、血圧の安定や肺活量の改善や筋力アップなど、健康面で良い影響をもたらしています。断熱性の低い住宅では、こうした効果が得られないことを考えると、室温の寒暖差は体に悪影響を及ぼしているともいえます。

■コールドドラフトやヒートショック、どうすれば防げる?

断熱性が低い住宅は、コールドドラフトやヒートショックなどを起こしやすくなります。それらを防ぐにはどのような対策があるのでしょうか。

●コールドドラフト対策には、カーテンボックスがおすすめ

コールドドラフトを防ぐには、2つの対策があります。1つ目は外気の影響を受けにくい窓にすることです。窓ガラスを断熱性の高い複層ガラスに入れ替えたり、内窓を設置したりすることで、室内側の窓が冷えないようにすることができます。

2つ目は、窓に室内の空気が触れないようにすることです。暖かい空気は、カーテンの上から窓とカーテンの間に入り込み、冷やされてカーテンの下からコールドドラフトとして出てきます。そこで上部にカーテンボックスをつけ、暖かい空気が窓の近くに入り込むのを防ぐことで、風の対流を抑えることができるというわけです。またカーテンはやや引きずるくらいに長めにすれば、より効果的になります。

●ヒートショック対策には、ヒーター設置がおすすめ

一般的に浴室やトイレなどは、日当たりがいい箇所には配置されないことが多く、そもそも冷えやすい環境にあります。そのうえ、衣類を脱ぐことにより、直接肌に寒さが伝わりやすくなるので、こうした場所には暖房器具を設置することがおすすめです。脱衣所やトイレなどはコンパクトなヒーターを設置することで、温度差を最小限にとどめることができます。ただし、浴室には浴室専用の暖房器具でないと水蒸気や水滴などにより感電などのトラブルを起こしますので注意が必要です。

■まとめ

本来安全であるはずの室内でも、コールドドラフトやヒートショックなど、温度によって体にさまざまな影響を及ぼします。快適な環境を保つためにも、断熱を意識した家づくりが大切ですね。

 

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