善福寺公園で開催の「トロールの森2026」に出展します!

イベント概要国際野外アート展「トロールの森」とは?
トロールの森とは、2002年から続く、善福寺公園とJR西荻窪駅周辺やエリアで開催する国際野外アート展。西荻窪のまちのなかで多彩なアートに触れることができるイベントとして毎年多くの方が訪れています。
開催期間:2026年11月3日(火祝)〜11月23日(月祝)空目 空耳
壁のシミが遠い国の地図に見える。木々のそよぎが誰かのささやきに聴こえる…
空目とは、実際には存在しないものが見えたような気がすること、存在するものを別のものと見間違うこと、上目遣いで空を見ること。見て見ぬふりをすること。
空耳とは、存在しない声や物音が聞こえたように思うこと、言葉を別の意味に聞き間違うこと。聞こえないふりをすること。
それは感覚の揺らぎ?脳の働きの誤作動?それとも異世界からのメッセージ?
誤読や幻視、幻聴やノイズ、見ないように聞かないようにしていた出来事。
でも勘違いや、思い込み、そこから広がる連想が、豊かなクリエイションにつながることもあります。
確かだと思っていた現実が揺らぎ、別の世界への扉が開くような、想像力を刺激する作品があなたを待っています。
「トロールの森」公式HPより引用
てまひま不動産では、2021年より作品を出展しています。
そして2026年も、常設展示作品として出展が決まりました!その内容は…
作品タイトル水の茶室
善福寺公園を西に臨み、視線が深く抜ける池の際に立つ小さな茶室。
変幻自在に表情を変える水面がユラユラと映り込む天井。
水面しか見えない地窓とその上に掛け渡された白壁。
それらに囲われた空間の中で、あなたの空目は何を見つけるでしょう?


作品が生まれるまで
①場所の選定
善福寺公園といえば、「湧水の池」がその起源であり、池の水面が変幻自在に表情を変え、人面や動物の顔に見えたり、心理的な暗示を与えたりすることに注目しました。
「太陽」と「水」は生命の根源であり、その太陽の光と風が水面に描いた「自然の絵画」を観ることが、「自分という存在が自然とともに在る」ことを実感するのではと考えました。そのためにも「太陽」と「水」を強く実感できる場所を選定したわけです。
「西日が一番美しく見え、視線が深く抜ける池の際」としてこの場所を選びました。
②風景を切り取る
水と空と太陽を強く感じられるように、「茶室」の開口部を検討しました。

③露地を創る
「茶の本」岡倉覚三著によれば、
「茶室に通ずる露地は黙想の第一段階、外界との関係を断って、茶室そのものにおいて美的な趣味を十分に味わう助けとなるように、新しい感情を起こすためのものであった。~たとえ都市の真ん中にいてもなお、あたかも文明の雑踏や塵を離れた森の中にいるような感がする…」
そのような空間を目指し、逆光により美しく感じられる紅葉の木の前で立ち止まらせ、既存樹を迂回しながら躙り口へ至る動線を考えました。
善福寺公園の斜面に設置!
10月某日、実際に善福寺公園の敷地内に設置しました。

作品の楽しみ方
「空目(そらめ)」とは、実際には存在しないものが見えたように感じることや、見間違えること。
公園という見慣れた風景の中で、そんな不思議な感覚を感じつつ、太陽と水と空気が作り出す壮大な自然と人間との結びつきを感じる作品でありたいと考えました。
設定した「何かに見える」や「何が聞こえる」を表現して受け取ってもらうだけでなく、この作品に触れることで、自分の感性に従った思い思いの受け取り方をしてみてください。
展示場所
てまひま不動産は、都立善福寺公園(上池)南西側にある「5番」の場所です。

詳しい場所はトロールの森公式サイトの「ガイドブック」ページをご確認ください。
ぜひトロールの森アート展に遊びにきてください!















テーマについてアイデアを集めているときに巡り合った「動的平衡」という本の中にこんなフレーズを見つけました。
「私たちは見ようと思うものしか見ることができない。そして見たと思っていることも、ある意味ですべてが空目なのである。 福岡伸一」
同じものを見ていても、実際には自分の感覚を通してそれぞれが違った世界を見ているわけですね。
天井の木目が、ある人には未知の国の地図に見えたり、暗闇にいないはずの動物が見えてきたり、昆虫の背中に人面相が浮かんだり…
(余談ですが、そういった「空目」は、人間特有のもので、原始時代、獣から身を守るための防衛本能からきているようです。)
人によって視覚的・体感的に様々な想像ができるような作品にしたいと考えました。