【オーナー様の声】音楽で社会に還元できる賃貸経営を目指して ミュージションの土地活用

interview2022-10-11

実際にミュージションを建てたオーナーさまに、ミュージションを選​​んだ理由や不安だったこと、これから土地活用を考えている方に向けてのアドバイスなどを語っていただく企画。

第3回は、リブラン資産活用部の田代が編集部とともに2023年2月末完成予定の(仮称)ミュージションテラス中野中央のオーナーとなる和田さんのもとへ。音楽制作会社を経営する和田さんが相続した土地を活用する方法としてミュージションを選んだ理由や、建設にかける思いを聞きました。

受け継いだ土地を音楽と地域のために

編集部今まさにミュージションを建設中だそうですね! 和田さんはもともと音楽業界で働かれていたそうですが、バックグラウンドを聞かせていただけますか?

30代でミュージションテラス中野中央のオーナーとなる和田さん。代表を務める会社では、アーティストやメディアへ提供するための楽曲制作や作曲家のマネジメント等を行っている。

和田さん父が音楽制作会社と音楽出版社を経営していて、私はいつか一緒に事業をしたいと夢見ながら別のレコード会社で働いていました。でも、4年前に父が急逝し、父が経営していた会社に加え、所有していた土地と建物を突然相続することになって。相続した土地には小さなアパートと一軒家が建っていたのですが、この土地は父が母と老後に暮らすために大切にしていた場所だったんです。土地ごと売ってお金にしてしまえば維持・管理する負担もなくなりますし、簡単なのは分かっていましたが、両親のためにも地域と音楽のためにも何か社会貢献につながるものに変えて残したかった。そこで、不動産コンサルタントの方に相談したところ、「ミュージションはどうですか?」と提案してくれたんです。

編集部それがミュージションとの出会いだったんですね。

和田さん音楽を愛する人たちのために、いつでも思う存分に音楽を楽しめる環境を提供するミュージションのコンセプトに共感し「あぁ、私こういうことがしたい!」と腑に落ちて。リブランの田代さんにも「中野にミュージションができるのはとてもいいですね」と言っていただけました。

田代中野には数々のアーティストが公演してきた日本屈指のコンサートホール「中野サンプラザ」がありますし、サブカルの聖地「中野ブロードウェイ」にはインディーズ系のCDを扱う有名レコードショップやライブハウスも多く、バンドマンやアーティストが集まる音楽の街なんです。そのわりに周辺には演奏ができる防音物件が少ないと感じていたので、そういった意味でも希少価値が高い物件になると思いました。

ミュージションの見学ツアーにも同行したリブラン資産運用部の田代。和田さんの思いを受け止めて、中野ならではの物件の姿を一緒に模索する。

編集部音楽というキーワードであれば、ミュージションがぴったりですね。ちなみに他に考えていた土地活用の案はあったんですか?

和田さん最初は普通のアパートを建てる案もありました。相続した土地は、メインストリートの裏手にあって、駅近で2路線が使える利便性の高いエリア。「どういった形でも入居は見込めるだろう」と、不動産コンサルタントからご意見をいただいていました。仮に一般的なアパートだったとしても、単身用の部屋をたくさんつくれば、その分だけ家賃収入は上がるはず。でも、それだと音楽には全く関係なくなってしまう。賃貸経営を個人事業ではなく、会社の収益基盤のひとつの柱にしたいという思いもあったので、音楽に貢献して社会に還元できるミュージションがベストな選択だと思いました。

いつでものびのび音楽を楽しめる環境をつくりたい

事務所の壁にかかるのは、アンディ・ウォーホルが描いた「Apple (from Ads)」。和田さんが生まれる前から実家に大切に飾ってあり、家族のシンボル的存在。

編集部ミュージションのなかでも「木造テラスハウスタイプ」を建設されるそうですね。

和田さんはい。土地面積が86坪あり、予算内で最大限の効果を考えた時、一番良い形がこのタイプだったんです。

田代メゾネット3階建てが4戸と、メゾネット2階建が1戸の、合計5戸が連なった木造のテラスハウス形式で建設中です。木造テラスハウスは広い間取りが特徴ですので、ふたり暮らしはもちろん、ファミリーにもオススメなんです。

ミュージションテラス中野中央オーナーさまとデザインを調整し、最終的な完成図を作っていく。

和田さん個人的には、子育て中の世帯にもぜひオススメしたいですね。幼少期から思いっきり音楽を演奏できる環境があることで、世界が広がるきっかけになると思います。

編集部自宅でピアノを練習すると、近所から騒音の苦情が入るという話もよく聞きますからね…….。

和田さん残念ですよね。私自身は音楽を通してご近所の輪が広がるのが理想だと思います。「〇〇ちゃんピアノ上手くなったね!」って声を掛け合ったり。でも、それが時代的に難しいのであれば、代案を考えるしかない。ミュージションは、その選択肢のひとつとして捉えられると思います。少しでも生活と音楽を切り離さず、いつでものびのびと音楽を楽しめる、音楽が身近にある環境を提供するお手伝いができたら嬉しいです。

デザインから一緒につくる

編集部和田さんは、他のミュージションもたくさん見学されているそうですね。

和田さん他の物件も参考にしたいと思って、個人的に外観だけでも見学に行こうとしていたら、契約後に田代さんが他のミュージションを見学するツアーを組んでくださったんです。物件の基礎の部分まで見せてくれて、すごく面白かった。なかでも「ミュージション武蔵中原」のホールは特に印象的でしたね。本来は収益化できる居室部分を減らしてホールを作られたのは、オーナーさんの音楽に対しての愛情だと感じました。

田代実は、ミュージションテラス中野中央は当初の予定から途中で建物の計画を変更したんです。

和田さんそう。もともと3階建てを3戸、2階建てを2戸の予定でしたが、当初の予算内に収まるように設計を調整して、2階建てを減らす代わりに、3階建ての戸数をひとつ増やしたんです。私が頼んだわけではなく「収益面を考えると、こちらの方が良いでしょうから」とリブランさんが提案してくださって。わざわざ工数をかけて決まった設計をもう一度作り直すなんて、普通はしないですよね。社員の皆さんがミュージションにかける愛情や姿勢にとても感動しました。私がこの土地にミュージションを建てたいと思った経緯を理解し、真摯に向き合ってくださるので、本当に信頼しています。

編集部それは素晴らしいですね。物件のデザインはどのように進めていくのですか?

田代着工前に2ヶ月半ほどオーナーさまと打ち合わせをして決めていきます。和田さんの希望を取り入れたデザインにできるように、企画部門が頑張っていますよ。

編集部へぇ! どんなデザインをイメージしたんですか?

和田さん「黒」をポイントに、自然とうまく融合するようなデザインが良いとリクエストしました。黒は赤や青、黄色など色の三原色でさまざまな色が混じり合うことで生まれる色。「多様性を尊重していきたい」という私の会社の理念に通じる色なんです。他のミュージションを見学させていただいたおかげでイメージが膨らみ、色々とオーダーしています(笑)。

田代デザインや設計の意向は、遠慮なく最初からどんどん伝えていただいた方がありがたいです。和田さんは希望のデザインイメージも送ってくださったので、企画部門も掴みやすかったようです。

「希望のデザインイメージはPinterestで集めて共有した」という和田さん。表札には、ミュージションのロゴと一緒に和田さんの会社のロゴを入れる予定。

和田さんこちらの意向をしっかりと伝えられる信頼関係を築いてくださるのは素敵だと思います。私はオーナーの立場ですが、ひとつのプロジェクトとして一緒に仕事をしている感覚です。

編集部物件の完成はいつごろの予定ですか?

田代2023年の2月末を予定しています。

編集部木造テラスハウスはまだ棟数が少ないですから、待ち望む人も多いのではないでしょうか。

和田さんそうだと嬉しいですね。1日で部屋が満室になって欲しいな(笑)。

田代いえいえ、すぐに満室になってしまったら、手頃な価格すぎたということ。価値を最大限生かすためには、家賃設定もとても大切。安すぎても、高すぎてもいけません。

編集部物件の価値を理解して価格を受け入れてくれる入居者さんに入ってもらうためには、腰を据えて待つことも大切なんですね。

ミュージションから、新人アーティストが飛び立つ世界を

和田さん中野にミュージションが建つことで、ゆくゆくはまちの文化的な価値や資産価値を上げることにもつながってほしい。いずれはミュージションを活用した新人アーティストの育成を事業内容のひとつにしたいと思っているんです。音楽の仕事をするなかで、素晴らしい才能を持っているのに金銭的に苦しくて音楽に専念できず、挫折していくアーティストをたくさん見てきました。例えば、弊社が専属契約を交わしたアーティストに対し1年間無償で部屋を貸し、音楽に専念できる環境を提供できれば、若手が本当にやりたいことに力を注ぐ手助けになるはず。そのために、あと4棟ミュージションを建てるのが夢です!

編集部実現できたら、才能ある人たちをつなぎ止め、もっと素晴らしい音楽が届けられる世界に変わっていきそうですね。

和田さん誰もが芸術を享受できる世界をつくっていきたいんです。そうしないと、大人の心も貧しくなっていくし、芸術を通して育まれるはずの子どもたちの心も育っていかない。私は、自分ができることから世界を変えていきたい。芸術は必ずしも生活に必要ありませんが、芸は心身を映す鏡であり、暮らしもまたしかり。だからこそ、いつでも音楽を楽しめる住環境を提供するミュージションは、人々の普段の暮らしから社会を少しずつ変えていく力を持っていると思っています。

田代僕もそのお手伝いをさせてください。必ず成功させましょう!

会社を引き継ぐ前は、音楽ディレクターとして活躍していた和田さん。「音楽を取り巻く日本の状況を健やかに変えていきたい」と話す。

家族から受け継いだ土地を、大好きな音楽で最大限活用するために選んだミュージション。音楽が身近に存在する中野というまちに、ありそうでなかった防音マンション、さらにファミリーでも住めるミュージションテラスを建てるという差別化が、ここにしかない強みを実現します。これからも和田さんの挑戦に目が離せません。


企画:株式会社リブランマインド
編集:原⼭幸恵(tarakusa)
⽂:立脇あゆみ
写真:土田 凌