Renovation Cases

リノベーション事例

玄関土間にこだわったリノベーション

リスタートの住まい。退職後の30年の暮らしを見据えて
拡大
間取り
2LDK
施工面積
-
築年数
-
エリア
豊島区
間取り
2LDK
施工面積
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築年数
-
エリア
豊島区

暮らしをつくるパートナー

持ち家のリノベーションをご依頼いただいたお客様です。実は、2018年に一度ご相談にいらっしゃいましたが、その時はお仕事の都合で実現に至りませんでした。時を経て、2022年に再度ご来店され、設計のリスタートとなりました。

お施主様は弊社設計士が提案した設計図面をずっと大事に持っていてくださいました。その提案図面にご自身の希望を書き込んでのリスタート。お施主様は「設計士が一緒に暮らしをつくってくれる方だと感じた」と仰っていました。

自然を感じながらイキイキと暮らすリノベーション

お施主様がリノベーションのコンセプトとしたのは「退職後の新しいライフスタイルを見据えたイキイキと過ごせる家」。これからの30年を想像しながら、暮らしやすさの追求が始まりました。

RC壁構造のお部屋なので、間取りを大きく変えることができないうえ、事前の調査でキッチンと居間との間仕切り壁も躯体であることがわかり、当初考えていたレイアウトからは変更せざるを得ませんでした。しかし、弊社のリノベーションの核となる「風の通りや視線の抜け」を大切に考えながら、既存の間取りに逆らわず、シンプルな答えに収斂されていきました。

キッチンから見える景色を大事に

リビングは大きな出窓から外の木々を眺められる気持ちのいい空間。外の緑を楽しめるように、カウンターキッチンのオープン部分の空間を最大限広げて料理をしつつも外の景色が目に入るような空間にしました。

教師をしているお客様が、過去の生徒さんを呼んでホームパーティの時間を楽しめるようにリビングは大きく空間をとりました。造作した棚にはワイングラスを吊り下げられる金具なども付いており、スタイリッシュに収納できるようになっています。

既存建具にも一工夫

洗面所の鏡と、廊下からリビングに入るドア・リビングから寝室へ入るドアは既存建具を再利用しました。ドアの枠がスチール製で頑丈な作りをしていて、お施主様も気に入っていらっしゃったもの。しかし、床を張り替えた関係で床の高さが上がっており、既存のドアの大きさでは長すぎてしまう問題が。それを解決するためにドアの下部分をカットする工程を踏みました。「既存のマンションの建具が質が良く、なるべく使いたかった。手間のかかる作業を引き受けて頂き、本当にありがたかったです」

玄関から始まる新たな生活

相棒の自転車を収納する土間にはこだわりました。実際に自転車を出し入れしながら土間の幅や斜路の勾配を検証し、設置位置が決められています。テニスやゴルフなどのスポーツ・アウトドア用品を収納する棚やハンガーも充実しています。

玄関には、大切な「ペンギンの版画」を飾る収納を設けました。実は、この版画にうたわれた言葉こそが設計のコンセプトであり、リスタートの応援歌でもあるのです。この版画はお施主様がリノベーションをする前から大事に持っていたもので、版画の言葉から設計士がお施主様のこれからの暮らしや、それを支える家のプランを考えていったのです。