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「てまひま手帖」

ヴィンテージマンションを「私好み」にリノベーション! 女性のマンション購入から売却まで

お客様インタビュー (更新: )
リノベーションした、ヴィンテージマンションのリビング

楽ではないけれど、楽しい暮らし“てまひま暮らし”を実践している人を訪ねる企画「てまひま暮らし人」。第16回は、編集部がてまひま不動産 宣伝部スタッフとともに、東京都目黒区にあるYさんのお宅へ。

長年の賃貸暮らしを経て、2010年に単身で築40年の中古マンションを購入。2回のリノベーションを行い、自分らしく暮らした後、売却が実現したというYさん。物件選びで絶対に譲らなかったポイントやプロに相談したこと、こだわりのリノベーションポイントなどをリアルに語っていただきました。

低金利の時代に決めた中古マンションの購入

宣伝部スタッフ女性ひとりでマンションを購入するとなると、平米数や間取りはどんなものを選べばいいのか、立地などのローンはどうやって組めばいいのかなど、最初の一歩が踏み出しづらい方も多いと思うのですが、中古マンションを購入してリノベーションしようと思われたきっかけは、どのようなものだったんですか?

Yさん物件検索をするのが好きで、特に引越しの予定がなくても見ちゃうんです。でも、2008年のリーマンショックを機に景気が悪化して、歴史的低金利になって、「このまま高い家賃や更新料を払い続けるくらいなら、物件を購入した方が資産として残せるから安心だし、むしろ月々支払う家賃より安くなるかも?」と、初めて本気で考えるようになって。

当時からこの周辺に住んでいたので、散歩がてら近所にあったこの中古マンションを見に来たら、条件が良かったんです。

リビングで宣伝部スタッフとYさんが話している

アンティークの吊り戸棚やタイルなどがアクセントとなり、ハードさのなかに、ノスタルジックさを感じさせるキッチン。宣伝部の宣伝部スタッフ(左)も、そのセンスの良さに驚き。

立地の良さが決め手のヴィンテージマンション

編集部ここは、誰もが知っている風格のあるヴィンテージマンションですよね。具体的にどんな条件で探していたんですか?

Yさん当初の条件は、まず、資産価値が揺らぎにくい都心の駅近物件ということ。そして、ふたつ目の条件は、十分な広さがあることでした。床面積が50平米以上240平米以下までの住宅でないと、住宅ローン控除が適用されないので、本当は50平米以上で探していたんです。

しかし、利便性の良い立地かつ広さを求めるとなると、そもそもの価格はもちろん、管理費や修繕積立金も高くなる。それを考えると、このマンションは当時築40年で古いですが、中目黒や恵比寿、代官山へのアクセスが良いうえに、閑静なエリアだから住みやすい。

さらに、44平米ならひとり暮らしには十分。もともと新築に住みたいという思いはなくて、中古でもその佇まいを重視したいと思っていたので、この物件なら広さを譲ってもいいかな、と優先順位が変わったんです。

リノベーションしたワンルームのマンションの部屋

北西向きのワンルームの間取り。日中は柔らかな光が差し込む。床は水回りも含めて、全面に無垢材を敷いた。天井は抜いて高くし、さらにゆったりと。アイアンハンガーパイプを配置したことで、照明の設置も自在に。

宣伝部スタッフ優先順位をつけることは大事ですよね。てまひま不動産にご相談に来られる方のなかにも、やっぱり「金額が気になる!」というお客さまが多いので、その時は予算のイメージを明確にするために「月々○万くらいの支払いで家を買いたい」など、希望を伺いながら予算を決めます。ローンに関しても、常に担当者が付き添いながら、一番良いものを最終的に選び抜くお手伝いをします。

Yさん銀行ごとの審査やローンの金利などは難解な部分でもあるので、プロが伴走して安心感のある決断に導いてくれるとしたら良いですね。

それから、このマンションは眺望が良いのも魅力。「眺望さえ良ければ、浴室はバスタブだけでもいい」と、妥協するポイントも決めていたので、迷いませんでした。

あとは、マンションの管理体制がしっかりしていること。深夜にはオートロックが機能し、日中は管理人さんがパトロールしているんです。

宣伝部スタッフ防犯面も、女性ならチェックしたいポイントですよね。てまひま不動産では、日中だけでなく、夜道が暗すぎないか、近隣の治安はどうかなどを購入前に確認することをオススメしています。建築物だけではなく、周辺の環境含めて安心できる土地かどうかを見極めて住まいを選ぶことが大切ですからね。

失敗と後悔を経て、2度目のリノベーションへ

宣伝部スタッフYさんの部屋を見ていると、心地良さに「広さ」は必須条件ではないことが分かりますね。ワンルームでありながら、高さは均一になっている玄関からキッチンまでの天井が、リビングになると一気に上がる。床もキッチンとリビングで段差があるから、緩やかにゾーンが区切られている感覚がします。

Yさんとはいえ、最初はリノベーションするつもりじゃなかったんですよ(笑)。

宣伝部スタッフえ、そうなんですか?

リノベーションしたマンションのベッドスペース

収納をすべて壁付けスタイルにすることで居住スペースを広めに確保。ベッドは畳に可動式キャスターを取り付け、その上にマットレスを敷くことで掃除がしやすくなるそう。

Yさんマンション自体は気に入ったんですけど、いざ部屋を見たら、内装が好みではなくて。「売って他の物件を購入しようかな」とまで思っていたんですけど、当時担当だった不動産屋さんから「この立地なら、リノベーションして綺麗にすれば、絶対に価値が上がりますよ」と強く勧められて、「その手があったか!」と。

それで、小さい頃から夢だった対面式キッチンやウォークインクローゼットなどを盛り込んだプランでやってみました。そしたら、今度は、最初は良かったのに段々と違和感が生まれてきて。

編集部例えば、どんなところが?

Yさん対面キッチンやウォークインクローゼットは設置の際に広いスペースを要するので、想定よりもスペースが取られて圧迫感が出てしまうんですよね。「こんなはずじゃなかった……」とショックでした。

それから6年後に、「前回の学びをもとにもう一度リノベーションしよう」と思って完成したのが、この部屋というわけです。

アメリカンヴィンテージを意識した、トイレとバスルームのリノベーション

「アメリカの古いホテルを想起させるガラス扉をバスルームに付けたかった」とYさん。壁のタイルや床のレンガは自らセレクト。トイレがリビングの真隣ではなく、ひとつ扉を挟んで玄関側の空間に配置されていたことも、「音が気にならない」と利点に感じたそう。

「アメリカンヴィンテージ」をテーマに、プロの手を借りて

編集部この配置のセンスは、1回目の失敗から生まれたものだったんですね。

Yさんそう。「アメリカンヴィンテージ」をテーマに素材を選び、キッチンも収納も壁付けにしてスペースを広めに確保することを意識しました。まさか2回もリノベーションするなんて思いもしなかったけど、より良い内装なら将来的にも良い値段で売れるはずだから、これも投資かな、と(笑)。

ヴィンテージ感のある埋込み式の本棚

壁面埋め込み式の本棚も造作。背面を有孔ボードにすることでフックをつけて好きなものを引っ掛けたり、小さな棚をつくったりすることができる。

編集部細部のデザインはどう進められたんですか?

Yさん工務店さんと相談しながら。私は「こうしたい」というイメージはあっても、建築の専門家ではないので、どうやって実現すればいいのか分からない。

だから、まずは持っているイメージを相手に伝えて、実現可能な形を提案してもらい、そのなかから選びました。

例えば、このキッチンはインテリアの本で見つけたアイデアをもとに、モルタルの天板を造作してもらいました。天井に吊り下げているこの食器棚も、もともと床置きのアンティークの食器棚をスペースに合わせて幅をカットして設置したもの。ほとんどが造作なので、現場の皆さんに感謝しています。

ヴィンテージ感のあるキッチンリノベーション

キッチンやバスルーム、トイレ、玄関の天井には、軽量で耐震性が高く、錆びにくいガルバリウム鋼板を使用。布はアクセントになるうえ、キッチンのこまごましたものの目隠しとして大活躍。

宣伝部スタッフリノベーションするなら、間取りの事前確認も重要なポイントですね。てまひま不動産でも、「先に物件を購入したけど、自分のやりたいリノベーションができない」という残念な声を耳にすることがあって……。リノベーションは何でも自由に変えられる魔法のイメージがあるけど、実際はマンションの構造や管理規約に基づいて「できること・できないこと」が定められていて、お金では解決できないこともあるんです。

編集部そうならないようにしたいですよね。

宣伝部スタッフそのために、てまひま不動産では設計士と間取りの相談をしながら購入を検討できる「ワンストップリノベーション」というサービスを用意しています。

中古マンションを購入と同時にリノベーションする方の多くが「一体型住宅ローン」を利用されると思うのですが、不動産仲介とリノベーション会社が別の場合、ローン用の資料準備に時間がかかって他の方に物件を購入されてしまうケースもある。ワンストップリノベーションなら迅速に動いて対応できるし、「やりたかったことが出来なかった」という後悔も生まれません。

Yさん私の場合は自ら物件を探して購入したので、希望を実現できるリノベーション会社を別で探す必要があったのですが、一本化していれば楽だったなぁと思います。それに、女性の担当者もいるなら気軽に相談できそうですね!

ヴィンテージ感のある鉄のドア。

存在感のあるデザインにひと目惚れして購入した鉄扉。空間のアクセントになるだけではなく、共有部からの音の進入を防いでくれるという嬉しい効果も。

売却、そして新しい物件へ

宣伝部スタッフこのソファからの眺め、いいですね〜。ついまったりしちゃう。

Yさん仕事が終わって時間がある時は、コーヒーを淹れて、お気に入りの椅子に座って、夕陽が沈む様子をゆっくり眺める。たったそれだけなのに、とても心が満たされるんです。この家に来てから、「もともと私は家の中のことをあれこれ考えるのが好きだったなぁ」ということを思い出しましたね。

編集部いいですね。Yさんのお話を聞いていると、家を自分仕様に変えることの楽しさをひしひしと感じます。

Yさん物件購入となると不安もあると思いますが、ひとりで悶々と悩むより、勇気を出して不動産屋さんに相談してみるのが一番ですね。お金の話はプロと相談しながら考えればいい。私も当時の不動産さんのアドバイス通りにリノベーションしたら、もともと見込んでいた資産価値より高い金額が付きました。

編集部すごい! この物件、売却できたんですか?

Yさん実は、そうなんです。自分の世界観にこだわってやり切ったら、価値に共感してくださる買い手の方と巡り合うことができました。売却価格にも満足しています。走るのが好きなので、次は公園に近い土地にある物件を購入して住もうと思っています。

ベランダを眺める宣伝部スタッフとYさん。

「以前は夕陽が綺麗に見える位置にキッチンがあって、もったいないと思っていた」と話すYさん。今やそこは夕陽やベランダの植栽を愛でるための特等席。

リノベーションで自分の好みをとことん貫き、物件の資産価値を上げて売却まで果たしたYさん。彼女が意識したのは、物件は価格が下がりにくい立地優先で選ぶこと、そして、リノベーションは理想を追いながらも、機能面も意識してデザインを決めること。これから物件購入やリノベーションする方に参考にしてほしいヒントが詰まっていました。

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2020-11-11

企画:てまひま不動産 株式会社リブラン
⽂:原⼭幸恵(tarakusa)
写真:土田 凌