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「てまひま手帖」

防音ルームを作るときのポイント〜D値に注目

ブログ2021年5月28日

こんにちは、宣伝部のトグチです。

地域によってはまた緊急事態宣言が延長か、ということで、お住まいの「騒音」対策にお悩みのお客様からのお問い合わせが止まない日々です。

かくいう私も、娘(小学生)がピアノを習っているため、自宅にクラヴィノーバ(電子ピアノ)を置いています。

娘がもっと小さかった頃住んでいた一般賃貸マンションでは、昼間限定でヘッドフォンをして練習をしていましたが、小学校に通うようになると弾く曲も難しくなり、休日昼間の練習だけでは太刀打ちできなくなりました。

そこで思い切って、防音室がついたマンションに引っ越したので、時間を気にせず練習できるように!ますますピアノが好きになってくれたことに加え、夫も夜にホームカラオケや大画面大音量でゲームを楽しんだりと、ステイホームでも新しい息抜きを楽しみながら過ごしています。

防音室、おすすめです。

今回は、前回の防音ルーム〜騒音の大きさについてに引き続き、今日は空気音の遮音性能を示す「D値」についてのお話です。

難しい言葉が並びますが、紅茶でも飲みながらリラックスしてご覧くださいね♪

「D値(ディーち)」とは?

空気音の遮音性能を測る基準がD値(Dr値)と呼ばれるもので、このD値は周波数帯に対する透過損失(音圧レベル差)の数値を示す値です。

これはたとえば、1つの壁の遮音性能を測りたい場合、その壁の遮音率は音の大きさだけでなく、音の高さ(周波数)の違いによっても変わってきます。同じ音量だったとしても高い音のほうが伝わりやすいという音の性質のためです。

そこで、D値は一定の遮蔽物が125~4000Hzまでの周波数帯において、どれほどの音を遮音できるかという数値をわり出していき、その遮音性能別にランク分けして表示されています。

そのランクは、D-15から5刻みでD-85までの15のランクに等級分けされていて、Dのあとに続く数字が高ければ高いほど遮音性能が高いということになります。

たとえば、D-40の壁とD-50の壁ならば、後者のほうが遮音性能は高いということです。

ちなみに、このDに続く数字は周波数帯ごとに規定されたdBカット量。500HzがD-80相当でも、125HzがD-70なら性能はD-70ということになります。

D-40というランクならば、外から音量100dBで500Hzの音が入ってきた場合、これを60dBの音にまで遮断できる性能だということ。

500Hzの音というのは、ピアノの音階でいうと中央のドから始まる音階で7音目のシ(H)の高さにあたる音ですから、高めの声の女性や子どもの声に近い音域の音とイメージしてください。

そして、この15もあるランク分けをわかりやすくするため、日本建築学会がこのD値の基準を特級(D-55)、1級(D-50)、2級(D-45)、3級(D-40)の4つに分類され、一般的にマンションの遮音性能の目安となっています。

生活音だけでなく、楽器の演奏や大音量の音楽を聴くとき、防音室として評価される水準は特級以上、「D-55」以上というのが、防音室を作る際の1つの基準といえますので、ぜひ参考になさってみてください。

次の防音コラムは、遮音性能を表すもう一つの指針「T値」についてお伝えします。