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「てまひま手帖」

無垢フローリングの床材の種類、特徴と選び方

リノベコラム2022年6月10日
無垢の床材の種類

こんにちは、てまひま不動産の佐々木です。

自然な風合いが楽しめ、快適な空間を作ってくれる無垢のフローリング。無垢といっても、その原木の種類によって特徴や見た目も異なってきます。

この記事で、無垢の床材の種類について詳しく見ていきましょう!

自然の木材を切り出した「無垢」の床材

「無垢材」とは、原木から切り出した木材の一枚板のこと

フローリングに使われる木材では、「複合フローリング」と呼ばれる合板などの加工した木材からなるフローリングのほうが一般的です。デザインバリエーションも豊富で、合板は広い幅が取れるので施工しやすく、安価なのが特徴です。

無垢材のフローリングをお部屋。

無垢材のフローリング。部屋が明るく、暖かい印象になります。

一方で無垢材は、継ぎ目や貼り合わせがなく、天然の木材のやわらかい風合いを楽しめる自然素材です。木の香りがリラックス効果があったり、また、空気中の水分を吸ったり吐いたりして、湿度を調整してくれる作用もあり、お部屋を快適にしてくれます。(ご参考:無垢材 vs 合板 調湿効果バトル‐てまひまラボ

無垢材の種類は「広葉樹」と「針葉樹」に大別できる

無垢材は原木の分類「広葉樹」か「針葉樹」かでその特徴に傾向がでてきます。(もちろん当てはまらないような樹種もありますので、あくまで傾向となります。)

針葉樹の無垢材の特徴

まず、針葉樹の多くは材質が柔らかい傾向があります。明るめの色が多く、フローリングでは、スギ(杉)、ヒノキ(檜)、パイン(松)などがあり、暖かみがあり、柔らかなさわり心地の床材が多いです。

広葉樹の無垢材の特徴

無垢フローリングに使用される広葉樹は硬く、重たい木材となる傾向があります。

そのため傷がつきにくく、耐久性が高いものが多いです。代表的な木材は、オーク(ナラ・楢)、アカシア、メイプル(楓)、ウォールナット(くるみ)、バーチ(樺・かば)、チークなどがあります。

また、広葉樹は一般的に成長が遅いため、針葉樹と比べるとやや高価な傾向にあります。

無垢材の違いにズームイン!

針葉樹の「ヒノキ(左)」と、広葉樹のヤマザクラ(右)を電子顕微鏡で観た様子です。(出典:佐伯浩 木材の構造(日本林業技術協会))

針葉樹のヒノキと、広葉樹の山桜

ヒノキがたくさん穴があり、空気を沢山含めることがわかりますね。触った感触も温かみがあり柔らかいさわり心地となります。また、比較してヤマザクラはどちらかといえば、蜜に詰まった印象です。無垢の床板でも、こういった性質の違いは樹種によって様々です。

無垢フローリングの床材の種類と特徴

針葉樹・広葉樹で大別できるといっても、やっぱり種類によって特徴も見た目の雰囲気も大きく違ってきます

それでは、無垢フローリングに使われる代表的な樹種とその特徴を、かいつまんで見ていきましょう。

同じ呼称の樹種でも、細かな分類によって見た目や価格も異なってきますので、詳しくは購入時に店舗でお尋ねくださいね。

スギ(杉)の無垢フローリングの特徴

杉は、日本でも建築の木材として非常に一般的な樹種。

木目も鮮やかで明るい印象があります。やわらかく、弾力性にも優れているので、踏みごこちや足裏の感触も気持ちがよいです。また、新しい無垢板はスギの木の香りが強いのが、一番の特徴です。

杉の香りは、お好みによりますが、好きな人も、苦手な人もいるかもしれませんね。

スギ(杉)の無垢フローリング

スギ(杉)の無垢フローリング

杉の無垢材をもっと詳しく!

てまひま不動産では、自社でおこなうリノベーションでは、フローリングに、国産の杉材「西川材」を取り入れています。西川材は古くから江戸で使われていた木材で、一般的な杉材よりも強度が高く、色艶も良いことが特徴です。スタッフが埼玉県飯能市にある株式会社フォレスト西川を訪ねたレポートはこちら!

2ヒノキ(檜)の無垢フローリングの特徴

檜(ヒノキ)と聞いて、ぱっと思い浮かぶのは「ヒノキ風呂」ですが、ヒノキはお風呂の浴槽に使えるくらい「水に強い」のが特徴の樹種です。リラックス効果もあるその香りには、害虫が嫌う成分も含まれているそうです。

癖のない木目で、固く強度や耐久性もあり、経年変化で色が濃くなりうっすらとアメ色に変化していきます。

ヒノキ(檜)の無垢フローリング

ヒノキ(檜)の無垢フローリング

ヒノキ(檜)の無垢フローリング

ヒノキ(檜)の無垢フローリング

3アカシアの無垢フローリングの特徴

すぐにわかるアカシアの特徴は、1枚1枚の床板の色合いの不均一さです。

原木のアカシアの丸太では、中心付近は濃く暗くなり、逆にの外側は明るめの色合いとなるため、切り出した床板を敷き詰めた時、アカシア特有の色のコントラストとリズム感が楽しめますよ。

材質としては固く耐久性があります。腐りにくいので屋外の建材としてよく使われる樹種となっています。

アカシアの無垢フローリング

アカシアの無垢フローリング。

アカシアの無垢フローリング

アカシア特有の色合いのばらつきがリズムを与えます。

4パイン(松)の無垢フローリングの特徴

パイン(松)はスギ材と同じく針葉樹で柔らかい樹種となります。断熱性があって、肌に温かみを感じられ、足元が暖かくすごせます。

欧州産のレッドパインが流通も多く一般的ですが、国産のアカマツ、クロマツやカラ松など、様々な産地の樹種があります。

傾向としては全体的に白っぽい色合いで、時間とともに茶系の色味に変化していきます。節が多いのも特徴的で、温かみのある、素朴で居心地の良い雰囲気を演出します。

パイン(松)の無垢フローリング

パイン(松)の無垢フローリング。こちらは節の少ない板です。

5オーク(楢・ナラ)の無垢フローリングの特徴

広葉樹であるオーク(ナラ)。どんぐりの木として知られています。同じくどんぐりで知られるカシの木と混同されますが、ナラは落葉樹、カシは常緑樹で分類がやや異なります。

欧州産のヨーロピアンオークや、国産の「ミズナラ」も同じ樹種で、フローリング材として流通しています。

オークはウイスキーやワインの樽などの材料として用いられてきた材木で、耐水性、耐久性に優れています。弾力性にやや欠けますが、硬さがあり傷や凹みがつきにくいのが特徴です。そのため、外履きのまま踏まれる店舗の床板にもちいられることもしばしば。

明るい色味で、木目もくっきりしています。虎斑(とらふ)と呼ばれる、虎の斑紋のような杢(もく。木目の事)が所々に現れることも知られています。

高価になりやすい広葉樹の中では、どちらかとえば手頃な無垢材となっています。取り入れやすく、ナチュラルな印象が良いですね。

オーク(楢)の無垢フローリング

オーク(楢)の無垢フローリング

6ウォルナット(胡桃・くるみ)無垢フローリングの特徴

ウォルナット材とは、胡桃(くるみの木)、無垢床としては「ブラックウォルナット」と呼ばれる種類がよく知られています。(白っぽいものもあります。)

ブラックウォルナットは「世界三大銘木」の一つとして知られるほどの、高級材です。しっとりとした暗めの落ち着いた色合いと、重厚感のある木目が美しい素材です。使い込まれてていくと、徐々に色が抜けて明るい茶色へ変化していきます。

少し高価ですが、非常に硬いので傷がつきにくくて、耐久性が高いのが特徴です。また、乾燥時に歪みや狂いが少ないことから、ギターなどの楽器などにも使われる樹種です。

ブラックウォルナットの無垢フローリング

ブラックウォルナットの無垢フローリング。シックなしまりのある部屋の印象になります。

ブラックウォルナットの美しいダークな木目

ブラックウォルナットの美しいダークな木目。

7チークの無垢フローリングの特徴

チークは、ブラックウォルナット、マホガニーとならぶ「世界三大銘木」の一つです。

東南アジア原産のチークは、マホガニーのように堅く強靭で耐久性があり、しっかり乾燥させたチーク材は伸縮率が小さいため、古くから高級木材として寺院などに使われていたそうです。天然の油分を多く含むことから海水にも腐食しにくく、船の甲板にも使われています。防虫性にも優れます。

油分による茶褐色の艶っぽい風合いがあり、見た目にも高級感があります。

ミャンマー産の天然のチーク材は最高級品となります。無垢フローリングに使うにはかなりの価格になりますので、インドネシアで植林されたものを使うのが一般的です。

チークの無垢材

茶褐色の風合いと木目の美しいチーク。

8バーチ(樺、カバ、カバザクラ)の無垢フローリングの特徴

バーチ(Birch)よりは、樺(カバ)と呼ぶほうが馴染みのあるかもしれません。

しばしば「カバザクラ」と呼ばれる事もありますが、いわゆる「桜(山桜)」とは大きく異なる系統の樹木です。ただし木目がよく似ていてるので代用品としたり、フローリングにはこちらのほうが一般的かもしれません。粘り・強度もあり加工しやすい材木です。

木の色目は、樹種や産地によって白っぽいものや、黄色っぽいものもありますが、いずれもナチュラルな風合いで、節が少なく主張しすぎない控えめな木目。ほどよい光沢もあり、フローリングとして使うと優しく上品な印象に仕上がります。

年数を経ても変色しにくく、硬すぎず柔らかすぎず、適度な硬さで足に負担がかかりにくいということで、ダンスフロアや学校の体育感などにも使われています。

価格的にも手頃で、フローリングに取り入れやすい人気の床材です。

ナチュラルな淡い風合いのバーチ(樺)の無垢材

ナチュラルな白っぽい淡い風合いのバーチ(樺)の無垢フローリング

無垢フローリングの選び方

ご紹介したのも多くある無垢種類のほんの一部となります。沢山の種類があって迷ってしまいますよね。

無垢フローリングの価格の目安は?

合板の複合フローリングの平均価格は約5,000〜2万円 /㎡ 程度であるのに対し、無垢フローリングは、木材によって、約1万円〜4万円/㎡ 程度と、樹種によりますがやや高価です。

無垢材は上記のとおり、広葉樹が成長が遅いため、やや高価な傾向がありますが、詰まることろ、樹種によっても違いますし、同じ樹種でも、品質の良いものや節のすくないもの「グレード」が高く、高価になっていきます。

どうやって選んだら良いの?

それぞれの無垢材の特徴をみていくと、色合いから匂い硬さ、価格も、本当に様々な種類があります。

一般的にフローリングは、目に入ってくる面積が広いため、部屋全体へ印象への影響は大く、インテリアの選び方も影響されやすいです。

無垢フローリングの種類だけで検討するのではなく、フローリングとインテリアなど、全体のバランスを考慮してコーディネイトすれば「落ち着いた雰囲気」「おしゃれな雰囲気」や「ぬくもりのあるお部屋」など、お好みの空間に近づけられるのではないでしょうか。

また、住まいの空間、つまりお部屋ごとごとに木材の種類を変えるのもおすすめです。明るい色をリビングに、寝室はダークで落ち着いたものを採用するなど、シーンにあわせて最適なものを選びましょう。

こちらの記事では、てまひま不動産のスタッフのおすすめ無垢材もご案内していますよ!ご検討の参考なさってくださいね:

おすすめの無垢の床材の種類は?
リノベコラム
2022-06-10

じっくり選んで、無垢床ライフを楽しもう!

種類が豊富が選択肢の多い無垢フローリングを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?それぞれじっくり見比べて、自分の住まいにぴったりの無垢フローリングを選んでくださいね。

ご参考:無垢床のメンテナンス方法について

こちらの記事では、無垢床について更に詳しく、お掃除やお手入れ方法をご案内しております:

無垢床のお手入れ。お掃除とメンテンナンス方法
リノベコラム
2022-06-10

無垢床をご検討の方は、てまひま不動産西荻窪店へ:

てまひま不動産の店舗では、無垢材のサンプルを各種ごらんいただけます。無垢床をご検討の方は、お気軽にご来店して、ご覧になってくださいませ!

無垢床のサンプル各種

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